先生と患者さんの、橋渡しをする仕事
歯科メディ編集長の四ノ宮です。今回は、大学時代からの付き合いになるメンバーのインタビューをお届けします。
Denis techでインスタグラムやホームページの各プロジェクトに携わる小林修。代表の田丸とメンバーの四ノ宮、そして小林の3人は、大学時代から同じ学部学科で過ごした仲です。前職では不動産仲介会社で、物件を探しているお客さまの要望を整理しながら、一緒に最適な選択肢を考える仕事に携わってきました。
Denis techに合流してからも、そのスタンスは変わっていないと言います。各プロジェクトで先生の窓口として進行を担いながら、「誰にでも喜んでもらえるようにしたい」という気持ちで仕事に向き合ってきた小林に、これまでの歩みについて、お話を伺いました。
Q1. 大学時代のことを教えてください。
Denis techの代表の田丸とメンバーの四ノ宮、そして私の3人は同じ学部学科の友人で、大学時代から付き合いがあります。当時の田丸は、「独特なオーラが出てるな」という印象でした。スイッチが入ると一気に火力を上げられるタイプで、自分の道をまっすぐ行く能力がある人。今から思えば、あの頃から経営者に向いていたんだと感じています。
私はどちらかというと、自分からどこかへ突き進むタイプではなくて、大学時代、人を集めるイベントの取りまとめをすることが続いていました。人をまとめるのは乗り気だったとは言えない時もありましたが、中途半端に終わらせることの方がずっと後悔するという感覚があって。みんなが楽しめているかをずっと気にしながら動いていた記憶があります。
Q2. 前職ではどんな仕事をしていたのですか。
不動産仲介会社で、物件を探しているお客さまを担当していました。「どの家がいいかわからない」という方の要望を丁寧に聞き取り、選択肢のメリットとデメリットを正直に伝えながら一緒に整理していく、いわば橋渡し役のような仕事でした。こちらから押し売りするのではなく、お客さまが自分に合った選択をできる状態に整えていく感覚です。
自分から、強引に営業して決めてもらうことは一度もしませんでした。「今決めないと取られますよ」という言い方をする方もいますが、そうじゃなくて。お客さまが本当に納得できる選択肢を選んだ状態で終わることが、自分にとっての正解でした。そのためなら、相手にとって不利な情報も、正直に全部、隠さずに伝えるということを大事にしていました。
Q3. 前職で信頼してもらえていると感じる場面はありましたか。
一度部屋を決めたお客さまが、2年後にまた部屋探しのご相談をしてくださることがありました。担当を指名してもらえた時は、やはりうれしかったです。ある時は、一人暮らしの女の子のお部屋を決めたあとに、お母さんから個人的に連絡がきて。「娘と連絡がとれないので、部屋を見に行ってもらえますか」と言われて、見に行ったこともありました。
一度内見が終り一旦部屋を決めた後でも、入居までは可能な限り、その方に合う物件が新たに出てきたら連絡を続けていました。「入居されたあとに、やっぱりあっちの部屋の方が良かったかも、と感じてほしくなくて」というのが正直なところです。業務時間外の行動でしたが、それが当たり前だと思っていたので、特別なことをしているつもりはありませんでした。
そうした積み重ねが、数字としても評価されていきました。6人ほどの小規模な店舗でしたが、結果として副店長に近いポジションを任されるようになっていました。
Q4. Denis techに入ったきっかけを教えてください。
きっかけは、代表の田丸からの誘いでした。前職の人間関係は良かったのですが、「ここにずっといていいのかな」という感覚が積み重なっていた時期でした。個人レベルでの育成はあっても、将来を見据えたときに、そこに自分がいる想像がなかなかできなくて。そんなタイミングで「一度オフィスを見に来なよ」と田丸に声をかけてもらいました。
オフィスを訪ねてみると、その日の雰囲気がとても静かで。「自分が入ったら雰囲気が良くなるかもしれない」という感覚が先に来て、「じゃあ、行こうかな」と直感で決めました。
Q5. Denis techではどのような仕事をしていますか。
インスタグラムやホームページのプロジェクトで、先生の窓口として進行を担当しています。先生のお話をどのように患者さんに届けるかを考えながら、「こういうふうに伝えた方が患者さんに届くのでは」という発案をして、プロジェクトを進めていく立ち位置です。
クライアントワークで大切にしているのは、問題が起きそうな箇所を先に察知して、手を打っておくことです。先を読んで動く習慣は前職から続いているもので、想定しうる問題を事前に見通しながら進めることが自分には染み付いています。先生に余計な負担をかけず、喜んでもらえる状態をつくるために、どこで何を確認しておくべきかをあらかじめ考えるようにしています。
根っこにあるのは、誰にでも喜んでもらえるようにしたいという気持ちです。生まれつきの性格だと自分では思っていて、前職の頃からずっとそう動いてきました。
Q6. 小林さん自身は、歯に関して悩んでいることはありますか。
あります。以前から気になっているのは、歯並びと歯のサイズのことです。小さい頃から通っている歯医者があったんですが、Denis techに入ってさまざまな治療法を知るうちに、逆に何をすべきかわからなくなってしまいました。
「口の中を100点満点にしたい」という気持ちはあります。ただ、その100点が何かというのが難しくて。審美的な100点と健康的な100点はまた違うし、先生によって考え方も違う。「私にとっての100点を教えてくれる人がどこにいるのか」がわからないまま、今も探しているところです。患者さんがあれだけ迷いながら歯医者を選んでいる理由が、自分のこととして少し実感できた気がしています。
Q7. これからのことを聞かせてください。
前職での橋渡し役のような関係を、今の仕事でも、もっと多くの人に向けてつくっていけたらという気持ちがあります。例えば、友人に「ホワイトニングを考えているなら、あの先生がいいよ」とごく自然に紹介するように。そんな紹介の仕方を、より多くの方に届けていけたらいいと思っています。
今の仕事の医院のホームページやインスタグラムを通して患者さんに医院を見つけてもらうことも、その橋渡しの一環だと思っています。具体的な形はまだ模索中ですが、今後はこれまで以上に、患者さんと先生をつなぐ架け橋として価値を生み出していきたいと考えています。
もうひとつ大切にしたいのは、このDenis techという会社が本気で社会に貢献できる場所であり続けることです。もとは田丸を中心とした友人同士でスタートした会社ですが、その雰囲気の良さは守りながら、遊びではなく社会に本当の価値を届けられる組織をつくっていきたい。そのために自分がどう関われるか、社員同士が気持ちよく働き続けられる環境を守ることも含めて、考えていきたいと思っています。








