先生の話に、誠実に耳を傾ける仕事
歯科メディ編集長の四ノ宮です。今回は、歯科メディで先生方へのインタビューを担当しているメンバーのインタビューをお届けします。
株式会社Denis techが運営する、全国の歯科医師インタビューメディア「歯科メディ」。そのインタビュー担当として、先生方にお会いしているのが吉田拓己です。
前職は現場監督。体を動かす仕事を続けられなくなり、紆余曲折を経てこの仕事にたどり着きました。歯科の知識はまだ勉強中だと正直に語りながらも、一人ひとりの先生に誠実に向き合うことだけは譲れないと言います。
お会いする前に、どんな人間なのかを少しだけ知っていただけたら。そんな思いで、吉田のこれまでの歩みを伺いました。
Q1. 学生時代、生徒会長としてどんなことに取り組んでいましたか。
生徒会長になった時、「名ばかりの役職にはしたくない」という気持ちが強くありまして。生徒の声を聞かない生徒会に意味はないと思っていましたから、まず各フロアに意見箱を設置することにしました。紙を何十枚も用意して、書きやすい形で各クラスに配って、ポストに投函してもらう仕組みです。
それを週に一回、自分で全フロアを回って回収して、Excelに打ち込んで整理するということを続けていました。全部が全部その取り組みのおかげとは言えないですが、男子トイレ・女子トイレのちょっとした不便が解消されたりもして、「声が届いたんだな」と感じたことがあります。
選挙に出た時は「なれればいいや」くらいの気持ちでいたのですが、ふたを開けたらダブルスコアで。正直、びっくりしました。その時から「期待に応えなきゃ」という責任感が、自分の中ではっきり生まれた気がしています。
Q2. 代表の田丸との出会いと、サッカーを通じて学んだことを教えてください。
弊社代表の田丸とは、小学校の頃に通っていたフットサルスクールで出会いました。ある日、別のチームからすごく上手い子が入ってきて。それが田丸だったんです。見せないようにしていましたけど、必死に技術を盗もうとしていましたね。中学も同じサッカー部になって、長い付き合いになりました。
サッカーはチームスポーツなので、チームメイトのことを知らなければうまくいかないというのを、やっていく中で自然に身につけてきた気がします。お互いの動き方を把握して、カバーし合って、という経験が、人と関わることの大切さを教えてくれたと思っています。
高校で久しぶりに小学校時代のサッカー仲間と再会したりして、その時にまた「人とつながっていることって財産だな」と実感しました。サッカーを通じてできた人脈が、今でも自分の中でとても大きなものになっています。
Q3. 前職の現場監督時代、どんなことを大切にしていましたか。
現場監督をしていた頃は、職人さんとのやりとりがとにかく多くて。不動産会社から仕事をいただいて、それを職人さんに動いてもらうという流れなんですが、「はい、お願いね」と丸投げするやり方は自分には合いませんでした。頻繁に現場に顔を出して、その都度状況を確認して、問題が起きそうな箇所は事前にチェックしておくということをずっと続けていました。
向こうから声をかけてくる時というのは、ほぼネガティブな話なんですよね。「ここよくねーよ」とか、そういうことがほとんどで。だから、いかにその声を減らせるか、ということを常に考えていました。正直、気難しい方も多い現場で、全員とうまくやれていたかといえばそうではないんですが、少なくとも「一度で終わりにしない」という意識だけは持ち続けていました。
腰のヘルニアが悪化して、体を動かす仕事を続けることが難しくなって、業種を変えることになりました。ただ、この時代に身についた「相手の話を先に聞く」という姿勢は、今も自分の根っこにあると感じています。
Q4. Denis techに入ったきっかけと、今の仕事への向き合い方を教えてください。
体が限界になって転職活動を始めたばかりの頃、地元の友人の集まりがあって。そこで田丸と久しぶりに会って、会社の話を聞かせてもらって、「働いてみない?」と声をかけてもらったんです。転職活動を始めたばかりのタイミングに、こんなに早く話が来るとは思っていなくて。人とつながっていなければ、この出会いはなかったと今でも思っています。
完全に未経験の業種でしたから、正直めちゃくちゃ緊張しました。田丸が四年間かけて作り上げてきたものに途中から入れてもらうわけですから。でも同時に、ゼロから新しいことを学ぶわくわく感も確かにあって。入社した時の気持ちは今でもよく覚えています。
今はインタビュー担当として先生方にお会いしていますが、まだ経験は浅いです。それでも、一人ひとりに誠実に向き合うことだけは譲れないと思っています。
Q5. 歯科の知識について、正直なところを聞かせてください。
これは正直に言うと、まだまだ勉強中でして。先生方の前で「これはどういう意味ですか」と聞かなければならない場面もありますし、知らないと思われることへの恥ずかしさは、今もあります。
ただ、その恥ずかしさよりも「知っていきたい」という気持ちの方が大きいんです。先生方が毎日向き合っている世界のことを、少しでも理解しながらお話ししたいと思っています。以前、とある先生のインタビューで「勉強がてら来ました」というスタンスで丁寧に向き合ったら、「信用できそう」と言っていただけたことがあって。その言葉がすごく残っています。知識の量より、知ろうとする姿勢で向き合うことの大切さを、その時に実感しました。
Q6. ご自身の歯のことで、気になっていることを教えてください。
実は、歯ぎしりがひどくて、顎のあたりが張ってきているんです。噛み合わせもあまり良くないので、矯正を考えていまして。歯科医院に相談に行ったりもしているんですが、選択肢が多くてどこが自分に合うのかよくわからなくて。HPを見ても印象と実際が違ったり、何をされているのかわからないまま終わってしまったりということもあって、歯医者選びって難しいなとずっと感じていました。
この経験があるからこそ、先生方のお話が、同じように迷っている患者さんに届いてほしいと思うようになりました。患者さんが歯科医師のことをもっと知れたら、選ぶ時の不安が少し減るんじゃないかと。自分自身の悩みが、この仕事への思いとつながっている気がしています。
Q7. これから先、どんなことに向かっていきたいですか。
まだ明確なビジョンというよりは、「向かっていきたい方向」として正直にお伝えすると、二つあります。
一つは、Denis techと田丸に対して、しっかり貢献したいということです。田丸には、体が動かなくなって途方に暮れていた自分を拾ってもらったという気持ちがあって。その感謝を、口ではなく行動で返したいというのが、今の自分を動かしている一番の原動力です。
もう一つは、歯科医師と患者をつなぐ仕事に、自分もちゃんと関わっていきたいということです。先生方が積み重ねてきた思いや経験が、患者さんに届く場所を作ることに貢献できたら、という気持ちが少しずつ大きくなっています。まだまだ勉強中ですし、できていないことも多いですが、そこに向かっているということだけは、自信を持って言えます。








